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Japanese Death Poems
辞世の句
著 | ヨエル・ホフマン |
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税込価格 | 1,870 円 |
ISBN | 978-4-8053-1443-2 |
判型 | 127×177mm 352ページ Paperback |
在庫情報 | 絶版・新版刊行予定 |
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辞世の句とはこの世を去るときに読んだ句であり、読んだ人物の人生最後の瞬間を読みとる事が出来ます。
ほとんどの文化にとって死は人生の一部ですが、辞世の句が何世紀にも渡って連綿と受け継がれてきた日本ほど、死を強く意識する文化はないでしょう。
編纂者であるヨエル・ホフマンは、一休宗純や正岡子規など数百人に及ぶ辞世の句を紹介し、それらを読んだ人々がどのような死を遂げたかを解説します。
また、過去の歴史と現代の日本における死をとりまく態度と慣習を調査し、それらがどのように文学に反映されていったかを探り、
辞世の句がどのように発展していったかを考察します。
平安期における貴族の憧れの死から武士による男性的な死、そして後世紀に見られる風刺的な死と、辞世の句から日本人の死生観の変遷を読み取ることが出来ます。
辞世の句は全部で320句を収録しています。初めて英訳されたものが多く、ローマ字でも読むことができます。